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患者さんと接する上での家族の心得
①昔の若く元気なころのお父さんやお母さんと比べてないでください。年齢も重ねるたびに体も心も衰え弱ってきたため、体が不自由になったり物忘れが出たりしているのですから。“昔の母は・・・だったのに!”と責めたり、怒ったりしないで優しく見てあげてください。

②何もかも奪わないでください。できることは見守りでもいいからやらせてあげてください。以前のようにきちんとはできないかもしれません。間違ったことをやるかもしれません。見ていられないから!と座ってて!では、患者さんは体や気持ちが不自由な分だけ、より自信を失ってしまいます。できることやしたいことはなるべくさせてあげて、見守ってあげてください。かなり根気がいることなのは事実です。

③認知症になると自分が自分でなくなるっ!」という不安と緊張、混乱した気持ちを一緒になって理解してあげてください。家族の方は根気が必要ですし大変なことです。でも、家族だけが頼りです。

④ご家族は頑張りすぎないでください。“自分の親だから・・・”“体裁が・・・”とお嫁さんだけで一人で頑張っていては、精神的にも肉体的にも疲れ果ててしまいます。共倒れになってしまいます。そうならないためにも、相談員やケアマネージャー、民生委員などへも積極的に相談をして、一人で悩まないようにしてください。

⑤介護保険などは積極的に利用して、受けられるサービスは積極的に利用して介護者の負担を減らしてください。きっといろいろ受けられるサービスがあるはずです。そして、参加することで笑顔の戻る方もいますから。
(須賀川診療所 医療相談員 藤代さん)
手足のマヒがあり自由にならない体にいらいらしたり、落ち込んだり、悩んだりするのは当人が一番です。特に認知症などといわれると余計に不安になるでしょう。患者ともども介護者まで、うつ状態になる方もいます。そうならないためにも家族みんなで介護に参加し、現状を理解していくこと、相談員やケアマネージャー、民生委員と相談して介護保険などを積極的に利用していくことなどが大切です。
ただし、理想と現実を間違わないでください。何事も理想どおりにやってあげたい、サービスを受けさせてあげたい!と思うのは、患者さんを思う家族の切実な気持ちですが、医療関係者や介護関係者にもできることとできないことがあること、われわれは現実の世界で生きていることを理解すること、人は必ず万人が衰え老いて、いろいろなものを失っていくことを受け入れること、家族と医療関係者・介護関係者お互いを尊重しあいながら協力し合いながら介護に当たっていくことが一番大切だと思います。
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